わたしがゲームショップで働き始めたのは1997年頃。
プレイステーションとセガサターンの次世代機戦争と呼ばれる互角の争いをていた頃ですが、1997年はプレイステーションにキラータイトル「ファイナルファンタジー7」が発売され、大きく差が付きだしたのがこの頃です。
最初はゲームは詳しかったものの販売となると右も左も分かりませんでしたねー。
FF7が大ヒットするものの、商品はその多くは大手販売店や当時スクウェアが力を入れていたコンビニ流通に回され、二次問屋からゲームを仕入れている小さい店舗にはほとんど商品は回ってきませんでした。
1997年~98年の注目タイトル。
プレイステーション・ I.Q インテリジェントキューブ
・ファイナルファンタジー7
・ファイナルファンタジータクティクス
・みんなのGOLF
・グランツーリスモ
・バイオハザード2
この頃のプレイステーションはFF7にFFタクティクス、グランツーリスモ、バイオ2と超ヒットを連発!
そしてCM効果でソニーもIQやXI、みんゴル等ヒットを連発していました。
やるドラ!としてCMしていたダブルキャストはどう考えてもドラマな内容ではないんですが、CMの効果なのかよく売れましたねぇ。
FFタクティクス、バイオ2はカット配分で入荷が少なくあまり予約が取れなかったです。
グランツーリスモはあまりの人気で物凄い品薄に。
セガサターン・新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression
・下級生
・スーパーロボット大戦F&F完結編
・グランディア
・サクラ大戦2 君、死にたもうことなかれ
プレイステーションに国民的タイトルライトユーザー向けタイトルが集まる中、サターンはコアユーザー向けタイトルが充実していた時期。
エヴァはアニメもゲームも大ヒット、そしてセガとバンダイが合併!?という報道があり(後に破談)、その影響でスパロボにエヴァが参戦!?とも言われたり。
プレイステーションにスクウェアがいるなら、サターンには
ESPがいる!と大盛り上がり。
グランディアの発売でサターンのRPGも盛り上がりましたが、グランディアはもっともっともっと売れても良いタイトルでした。
ニンテンドウ64・ゴールデンアイ007
・ゼルダの伝説 時のオカリナ
・マリオパーティ
スーパーファミコンは97年当時は新作が少なく中古がメインに。
ニンテンドウ64は立ち上がりが微妙だっただけに、まだソフトが少なく97年は厳しい時代。
そんな中発売されたゴールデンアイ007は、2014年の今でも高価安定しているほど人気の作品。
最初は「日本で007のゲームなんて売れないだろー」ってイメージしかなく最初の売り上げもぱっとしませんでした。
しかしゲーム内容は素晴らしく店頭デモや口コミで超ロングセラーに!
日本でFPSを最初に広めたのはこのソフトと言って過言ではないです。
他のハードは、ゲームボーイがポケモンが地道に売れてロングセラーに!
ソフトが減って終わりかけていたゲームボーイはポケモンによって救われ、98年後半にゲームボーイカラーが発売されて大復活しました。
1998年末には、ネオジオポケット、そしてドリームキャストが発売に。
ネオジオポケットはSNKのキラータイトルKOFを筆頭に格闘ゲーム中心にソフトが発売されました。
しかしネオジオポケット発売の直前にゲームボーイカラーが発売されていたり、SNK自らネオジオポケット発売直前にネオジオポケットのカラー版の試作品?のようなものを発表していたりと、スタートからあまり良い売れ行きではありませんでした。
ドリームキャストはサターンの失敗?を活かしたのか、取り扱い店舗を絞り込みプレイステーションのように「再販売価格維持」「中古品売買禁止」「同業者間の在庫転売禁止」を強制。
その為に発売当初はうちもドリームキャストを取り扱えずガッカリでしたねー。
この取り扱い店の絞込みがドリームキャスト失敗の一つだったように思います。
続きは1999年~で!
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あの頃はPSのデジキューブ展開、酷・・・いやもとい大変でしたw、まぁ、力があるゆえの強気展開なのですが、
沢山のお客さんの期待に答えられず悔しい思いをしました